どうも尾野寺です^^
新卒で入社して初めての給料をもらった時って嬉しいですよね。
初任給を手にした時にはバイトとは比べ物にならないくらいの金額が入ってくるので嬉しさを隠せないと思います。
「この調子ならボーナスはとんでもないことになるんじゃないか?」
と思うことでしょう。
でも現実はそんなに甘くはありません。
初めてのボーナスを見た時には幻滅したものです(笑)
今振り返ると幻滅したのは、新入社員のボーナス金額の相場を知らなかったからだと感じます。
ショックを最小限に抑えるためにも予め新入社員のボーナスについて知っておく必要があります。
本記事では、新入社員のボーナスの実態や少ない時の対処方法について解説していきます。
新入社員(入社1年目)のボーナスなしの実態
一般的にボーナスは夏と冬、年2回支給されますよね。
しかし新入社員の場合、ボーナスは支給されないという噂も出回っています。
産労総合研究所が報告している2018年度の新入社員への夏季賞与支給状況と金額は以下の通りです。
▼夏季賞与支給状況
支給する 支給しない 85.0% 7.5% ▼夏季賞与平均金額
大卒 高卒 88,428円 69,873円 引用:産労総合研究所
調査結果を見る限り、ほとんどの企業が夏からボーナスを支給していました。
しかし、中にはボーナスを支給しない企業もあります。
さらにボーナスを支給されたとしても平均で10万円もいかないので、大半の企業ではボーナスと言える金額ではないですよね。
新入社員は、形上のボーナスは支給されていますが金額は少ないという所がほとんどですね。
新入社員がボーナスを支給されない・金額が少ない理由としては、査定期間が無いもしくは短いから。
査定期間は基本的には半年は必要とされています。
夏のボーナスは6月に支給されることが多いので、4月入社の新入社員の査定はできないということですね。
ちなみに冬のボーナスでは多くても給与2ヶ月分のボーナスが入ってくる会社もあります。
ボーナスの軌道に乗るのは入社1年目の冬(年末賞与)からと考えておいたほうがいいでしょう。
ボーナスなしは契約違反ではない?
厚生労働省が調査した結果、新入社員、既存社員問わず、ボーナスを支給されていない事業所は約3割であることが明らかとなっています。
▼賞与支給状況
平成30年 平成29年 夏季賞与 67.0% 67.9% 冬季賞与 71.8% 70.5% 引用:厚生労働省
会社に勤めていればボーナスが出て当たり前のように思えますが、会社がボーナスを支給する法的義務はありません。
ただし、以下3つにボーナス支給の取り決めが記載されていれば、会社はボーナスを支払う義務が生じます。
- 就業規則
- 労働協約
- 労働契約
つまりボーナス支給は国が決めているルールでは無く、各会社で決めているルールと言えるのです。
ですので、ボーナスに対しての不満がある場合は就業規則や労働協約を見直して改善できる余地がないのか探してみましょう。
さらに、ボーナス無しの企業の特徴としては以下が考えられます。
月給が高い場合や年俸制の場合だとボーナスを含めた給料が支給されているので問題ありませんが、業績不振や中小・ベンチャー企業が原因でボーナスが無いという場合は改善の余地があります。
あなたが会社のために業績を出して経営を安定させていけばボーナス制が取り入れられる可能性があるので、責任者と相談してみるのも良いかもしれません。
ボーナスと寸志の違い
新入社員の夏季ボーナスは査定期間が無いので寸志程度であることは周知しておきましょう。
会社の採用募集欄には「年賞与4回」と書いているところもあります。
蓋を開けてみたら、夏季ボーナス2回、冬季ボーナス2回にしていて、そのうち2回は1万円程度だったということもよくあります。
それなら「賞与」と書かないで「寸志」と書いてくれればいいじゃないかと思いませんか?
しかし、ボーナスと寸志の明確な金額の線引きはないので、会社側としては上記の例で「賞与4回」と書いても問題ないのです。
ボーナスは「特別手当」という位置づけにありますが、寸志は「ちょっとしたお礼」といった意味合いで使われます。
感覚的には寸志は1万円~5万円といった金額をイメージしている人が多いと思います。
普通に考えたら「賞与4回」という表記を見たらボーナス級の金額が4回支給されると思う人がほとんどだと思います。
法的にはボーナスと寸志の区別が無いとはいえ、見る人の目線に立って表現は選ぶべきですよね。
信頼性を失わないように言葉の選び方も気をつけていきたいものです。
ボーナスが少ない時の対処法
入社1年目の冬季ボーナス以降も金額に不満ある場合には、不満を解消しなければなりません。
ストレスを溜め込むとあとあと心身にトラブルを引き起こしますから早いうちに対策をしておきましょう。
副業する
副業することで収入を上げて、ボーナスが少ない分を補いましょう。
新入社員が副業しても問題ないの?と心配になることもありますが、全然問題ありません。
ただ注意点もありますので、気をつけてくださいね。
転職する
ボーナスだけでは判断しにくいですが、給与全般的に不満がある場合は転職も視野に入れておくといいでしょう。
業界ごとにボーナス格差は結構広がっています。
▼ボーナスが多い業界
ベスト順位 業界 平均ボーナス 1位 電気・ガス 73万4,210円 2位 情報通信業 69万1,269円 3位 学術研究等 63万2,595円 4位 金融・保険 55万312円 5位 建設業 52万341円 ▼ボーナスが少ない業界
ワースト順位 業界 平均ボーナス 1位 飲食サービス業 6万8,641円 2位 生活関連サービス 16万1,735円 3位 その他サービス業 21万6,315円 4位 医療・福祉 26万7,661円 5位 卸売・小売 34万132円 引用:転職Hacks 平成30年夏季賞与支給状況ランキング
転職する際はボーナスの金額ではなく、年収で判断するようにしてください。
月給が高いからボーナスが低いということもありますし、1年のトータルでみたら転職してもあまり変わらないもしくは逆に給料が下がったということもありえますから。
たとえ年収が少なくても仕事にやりがいを感じているのなら転職する必要はありませんけどね!
2年目以降に期待する
『果報は寝て待て』
『石の上にも三年』
という言葉があるように長い期間勤めていれば納得のいくボーナスをもらえる日が来るかもしれません。
そんなに待てないよという方は様子を見るためにも会社に在籍しながら副業で収入源を確保しておいたほうがいいでしょう。
まとめ:新入社員のボーナスは寸志程度です
新入社員の時からボーナスは期待しないようにしましょう。
期待するともらった時のショックが大きいですから。
どうしても収入が少なくて困っているという新入社員は早いうちに上記で紹介したような対策をしておくようにしてください。
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