アウトプットをしても知識が定着しないのはなぜ?正しいアウトプットの方法

どうも、尾野寺です^^

知識の定着にはアウトプットすることが有効的だという話はよく聞きますよね。

何か根拠があるのでしょうか?

またアウトプットしても知識がなかなか定着しない時は、アウトプットの方法が間違っている可能性もあります。

本記事では、アウトプットが知識の定着に良いとされる根拠やアウトプットしても知識が定着しない人の特徴について掘り下げていきたいと思います!

【動画】アウトプットしても知識が定着しない理由

アウトプットすると知識が定着しやすい根拠

あなたは忘却曲線というものをご存知でしょうか?

記憶には大きく短期記憶、中期記憶、長期記憶といったものがあります。

忘却曲線とは、記憶の中でも特に中長期記憶の忘却を表す曲線として知られています。


Wikipedia参照

この曲線は心理学者のエビングハウスが提唱しました。

実験によると、人は学んだ後、

  1. 20分後には42%忘れてしまう
  2. 1時間後には56%忘れてしまう
  3. 1日後には74%忘れてしまう
  4. 1週間後には77%忘れてしまう
  5. 1ヶ月後には79%忘れてしまう

といった結果を得られたと言います。

1時間以上経つと半分以上の確率で忘れてしまうなんて恐ろしいですよね(;^ω^)

しかし、実験では学んだ後に覚え直す作業をしたところ、忘却曲線の下がり具合が小さくなりました。

グラフでいうところの緑線部分に当たります。

このことから、記憶を定着させるためには反復&アウトプットが必要不可欠だということが分かったのです!

アウトプットしても知識が定着しない人の特徴5選

アウトプットすることで知識が定着しやすいという事はお分かりいただけたと思います!

しかし、アウトプットしてもなかなか記憶できないという事態が起こるケースもあります。

それはアウトプット時の意識や方法が間違っている可能性があります。

どんな人がアウトプットしても知識が定着しないのか紹介していきます。

コミュニケーションが苦手・他人目を気にしがち

アウトプットする対象が人の場合に限りますが、そもそもあまりコミュニケーションが苦手という人はアウトプットしても知識が定着しない傾向があります。

アウトプットすることに集中ができず、その場を早くやり過ごしたいという思いで頭がいっぱいになってしまうからです。

また、他人の目を気にする人も自分が話している時に

「今、自分はどういう風にみられているんだろう。。。」

という考えがよぎるので、脳内ではアウトプットどころではない状況になっています。

コミュニケーションが苦手という方はまずコミュニケーションに慣れるところから始めたほうが良いでしょう。

インプット量が足りていない

そもそもインプット量が足りていない状態でアウトプットしようとしても、表面的なことしか話せませんし、話が深まっていきません。

アウトプットしながら、

「あれ?思ったよりネタが出てこないな。」

と感じたら、インプットが足りていないことを疑うべきです。

アウトプットするなら正しい情報を伝えなくてはいけないという責任感を持って、できる限りインプットするようにしましょう。

ボキャブラリーが貧困

説明するにはある程度の語彙力が必要となってきます。

アウトプットしていても、持っているボキャブラリーが貧困ですと、支離滅裂な説明になりえますし、自分でも何を言っているか分からなくなるケースもあります。

日頃から読書する習慣をつけて、語彙の手数を増やしておきましょう。

アウトプットの表現が抽象的

相手に説明する時、より具体的な表現をしないと伝わりにくいものです。

「あれ」「それ」といった指示語を多用する人は要注意です。

なるべく主語をはっきりさせて、話の核心を明らかにして説明してあげましょう。

論理的説明を意識することは相手への思いやりですよ。

抽象的な表現で相手に伝わらなかったら、お互いストレスを感じて関係が悪くなる可能性もあります。

具体的な数字を入れて説明するのも効果的ですね!

経験値不足

経験が乏しいために、せっかく得た情報を説明しようとしても実感が湧かなくてうまく説明できないことがあります。

なぜ経験が不足していると説明が上手くできないかというと、想像力に欠けるようになるからです。

新しい物事を説明しようとするとき、皆さんはどのような方法をとりますか?

多くの人は比喩・たとえ話を用いると思います。

皆が経験しているであろう事柄を取り出して、

「このようにこうだ」

と説明すると、聞いている人も腑に落ちるといったことはよくあるでしょう。

経験が少ないと、何にたとえて良いのかの想像ができずに説明が上手くできないといった事態に陥りがちです。

経験値が不足している人は新しい体験を求めてみてはいかがでしょうか。

正しいアウトプット方法

では、正しいアウトプットとは何でしょうか?

多くの人はインプットした情報をアウトプットしただけで終わっています。

もう一つ、記憶の定着を強めるためにはアウトプット後のフィードバックが必要になってきます!

フィードバックとはアウトプットした時の様子を振り返るということですね。

「こうすればもっと上手く説明できたな」

「あの時、数値や実験結果の話を取り入れたほうが良かったな」

「あの説明をしている時の自分は膝が震えてたな」

と、説明の仕方やその時の自分の心境をフィードバックすることで記憶の定着が堅固なものとなります。

そして、フィードバックしたらまたの機会のために足りなかった部分をさらにインプットして補っていくのです。

つまり、

  1. インプット
  2. アウトプット
  3. フィードバック

このサイクルを回すことで確実に記憶を定着させることができるのです。

まとめ

  • アウトプットすることで忘却曲線の下がり具合を軽減できる
  • アウトプットしても記憶が定着しないのはインプット量や語彙力が足りていない可能性がある
  • アウトプット後には必ずフィードバックしよう!

学んだことは記憶にべったりとくっつけておきたいものです。

正しいアウトプットで知識を蓄積していきましょう^^

 

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