どうも尾野寺です^^
新卒で会社に入社して仕事に対して意欲を見せている新入社員が多い一方で、入社してすぐに退職を考えている新入社員も少なくありません。
「まずは3年は働いてみないと分からないだろう」
という意見は化石となりました。
新卒だと大半は20代の方が多いですし、20代の3年を棒に振るリスクを考えたら、3年もかけて退職するかどうかを決めるのはあまりにも長すぎます。
ネットが普及して時代の進み方も目まぐるしくなった昨今、判断も迅速にしなければなりません。
とはいえ、退職するという判断を下すにもある程度の期間は必要ですし、退職理由も明確にすべきです。
後悔のない判断をするためにも本記事では、新入社員が退職を考えた時のベストな退職時期や悔いの残らない退職理由について綴っていきます。
新入社員の退職率
入社してから3年以内に退職することを早期離職と言います。
厚生労働省の調査によりますと、2015年3月に大学を卒業した早期離職者の割合は31.8%というデータもあり、新入社員・若手社員が退職することは珍しい事ではなくなってきました。
学歴 2015年3月卒社員が3年以内に退職した割合 中卒 64.1% 高卒 39.3% 短大卒 41.5% 大卒 31.8%
3割近くが3年以内に退職する傾向は最近の事ではなく、1995年から20年連続で30%以上の早期離職者が出ています。
そもそも入社する前から退職を視野に入れて、入社するケースが多いという事実もあります。
@人事が行った調査によると、2019年春入社の学生は入社前から具体的な退職時期を考えていた人は24.4%に及んだと言います。
最も回答の多かった退職時期は「3~5年未満」で、やはり最低でも3年は働こうという考えを持っている人が多いのでしょう。
退職したい理由のトップは、
「キャリアアップしたい」
というポジティブな理由でしたが、2位以下は、
「理想とのギャップ」「残業、休日出勤が多い」
などネガティブな理由が多いことが明らかになっています。
- 1位:キャリアアップしたいから
- 2位:理想とのギャップ
- 3位:残業、休日出勤が多い
- 4位:待遇や福利厚生への不満
- 5位:休日が少ない、休暇が取りにくい
- 6位:ブラック企業であることが分かった
- 7位:その他
- 8位:人間関係
- 9位:内定先企業・業界の将来性の無さ
- 10位:やむを得ない理由
- 11位:そもそも入社を希望していなかった
- 12位:内定先企業の社風とのミスマッチ
- 13位:やりがいを感じない
- 14位:配属先の希望が通らない
- 15位:勤務地が希望と違った
- 16位:起業する予定があるから
- 17位:副業、複業を禁止されている
- 18位:通勤時間が長い
参照:@人事
キャリアアップしたいという人は入社前からあくまで1社目は踏み台にしようと予定していたと考えられますね。
退職に対してネガティブな理由を持っている人は、入社してから退職を考え始めた人が多いのでしょう。
いずれにせよ、新入社員が退職する際に気を付けたいところがタイミングです。
ベストな退職時期はいつなのでしょうか?
ベストな退職時期は?
退職する上で見るべきポイントは以下の3つです。
- 仕事内容
- 人間関係
- 就業時間
この3つの要素に不満があって、申し立てても改善が見られないようだったら退職しても構いません。
仕事内容に関して、スキルアップが見込めないようだったり、やりがいを感じなかったりすれば当然良い成果を残すことはできません。
現在の仕事自体が辛くても、ゴールが明確になっていて、一定の期間を終えれば達成感を味わえるイメージができれば問題ありません。
人間関係も上司や同僚との関係が良くないと辛いですよね。
会社に仲の良い同僚が3人でもいれば非常に良い環境だと言えます。
就業時間に関しては、多少の残業は仕方ないとしても毎日のように残業していたら危険です。
残業することが当たり前といった風潮が社内に蔓延していたら赤信号ですので、ブラック企業の可能性が高いです。
この3つのうちどれかに不満があれば、上司や責任者に申し立てをしましょう。
そして3ヶ月以内に改善がされないのであれば退職を考えて転職活動を始めたほうがいいです。
改善を要求しても3ヶ月で変化がないのであれば、会社のスピード感を疑いますし、そういう会社は成長が遅いと判断しても問題ないでしょう。
ですので、研修期間が終わって、3ヶ月働いてみて不満があったら改善の要求をして、また3ヶ月待つといった期間を考えると、早くても退職を決断するのは入社7ヶ月~10ヶ月後が妥当ですね。
決断したらすぐに転職活動や新規ビジネスの立ち上げに取り掛かるようにしましょう。
後悔しない退職理由
退職するにしても理由がしっかりしていないと後々後悔することもあります。
自分と向き合って本当に退職する理由になっているのか再確認しておきましょう。
起業などやりたい事がある
人生設計を立てていて、すでにやりたい事が明確になっているのなら退職しても後悔することはありません。
『入社する前から起業するためのステップとして考えていた』
『芸能活動をするための資金集めのために働いていた』
といった思いを抱えている状態なら、迷わずに退職すべきです。
その際、会社の同僚にも夢や目標を話しておくと、退職する際も応援してくれることでしょう。
ブラック企業から抜け出したい
あまりにもブラック企業だったら辞めたほうがいいです。
ブラック企業なのか正しく見極めるためにも、就業規則をしっかり読んだり、残業時間や残業代が適切なのか分析したりするようにしましょう。
ブラック企業なのかどうか判断できるようになるのはある程度働いてからだと思いますが、少しでも疑いが生じたら上司や責任者に申し立ててみましょう。
それでも改善される見込みがなければ、退職の手続きを進めてください。
あなたの体が一番大切ですので。
退職代行サービスも利用できる
退職を決断しても
『新入社員だし退職届を出すのも気まずいな』
このように思うことはありませんか?
そんな時に便利なサービスが、「退職代行サービス」です。
退職代行サービスとは、あなたの代わりに退職の手続きを進めてくれるサービスです。
民間で行っている退職代行サービスもあれば、弁護士が行う退職代行サービスもあります。
それぞれの退職代行サービスをまとめると以下の通りです。
サービス内容 | 料金相場 | |
民間 |
|
3万円~5万円 |
弁護士 |
|
5万円~7万円 |
民間で退職代行サービスを行っている主な会社は以下の通りです。
- ニコイチ
- SARABA
- EXIT
- 退職代行センター
- Espoir
- 辞めるんです
- コンシェルジュ
- リスタッフ
退職代行サービスを利用する場合は、退職理由の起因は「自分にあるのか」「会社にあるのか」を明確に説明できないといけません。
利用の際は、退職理由をはっきり説明できるように整理しておきましょう。
まとめ:退職後の予定を明確にしよう
退職のタイミングや後悔しない退職理由について紹介してきました。
退職を決めた後で自分の首を苦しめないためにも必ず退職後の予定を決めておくようにしましょう。
転職先が決まっていればすぐに退職しても問題ありませんが、新規ビジネスを立ち上げたり、フリーランスで働くといった選択をするなら、ある程度軌道に乗ってから退職すべきです。
起業するなら借入金も必要となってくる場合もありますし、売り上げの見通しがつかなければリスクになります。
それに会社員だとクレジットカードを発行しやすかったり、借金しやすかったりというメリットもあります。
客観的に冷静に判断して問題なければ自分自身にGOサインを出すようにしましょう。
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